医療・福祉の賃上げは平均8,540円(3.3%)、前年から3,000円近く増えました ただし全産業の13,926円との差はまだ大きい(賃金引上げ等の実態調査)
- 元情報
- 厚生労働省(令和8年 賃金引上げ等の実態に関する調査の概況)
- 公開日
30秒でわかる要点
- 2026年に賃金を改定した(する)企業の1人平均賃金の改定額は、医療・福祉で8,540円、改定率3.3%。前年の5,589円・2.3%から約3,000円増えた
- 全産業は13,926円・4.4%(前年13,601円・4.4%)。医療・福祉は伸びたが、改定額は全産業より5,000円以上低く、15の産業のなかで最も低い
- 8月分の毎月勤労統計では医療・福祉の給与の伸びが全産業を上回り始めており、方向は同じ。ただし水準の差を埋めるにはまだ遠い
関係する事業者すべての事業者
介護スクエアの整理
10月21日に公表された厚生労働省の「賃金引上げ等の実態に関する調査」で、2026年の1人平均賃金の改定額は、医療・福祉で8,540円(改定率3.3%)でした。
前年の5,589円(2.3%)から大きく増えましたが、全産業の13,926円(4.4%)とはまだ5,000円以上の差があります。
前年の5,589円(2.3%)から大きく増えましたが、全産業の13,926円(4.4%)とはまだ5,000円以上の差があります。
■ 何があったか
10月21日、厚生労働省は「令和8年 賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果を公表しました。
2026年中に賃金を改定した(または改定する予定の)企業について、1人あたりの平均賃金をどれだけ引き上げたかを産業別にまとめた調査です。
■ 医療・福祉と全産業の比較
2026年 2025年
医療・福祉 8,540円(3.3%) 5,589円(2.3%)
全産業 13,926円(4.4%) 13,601円(4.4%)
(1人平均賃金の改定額と改定率。厚生労働省の統計表から)
医療・福祉の改定額は前年より約3,000円増え、改定率も1ポイント上がりました。
全産業の伸びがほぼ横ばいだったのに対して、医療・福祉は伸びが大きかったことになります。
それでも改定額は全産業より5,000円以上低く、15の産業のなかでも低い側にあります。
■ ほかの統計とあわせて見ると
・毎月勤労統計(8月分):医療・福祉の一般労働者の所定内給与は、6月から前年同月比で全産業の伸びを上回っている(10月9日の記事)
・一般職業紹介状況(8月分):介護職の有効求人倍率は3.89倍で、全職業の約3.7倍(10月2日の記事)
給与の「伸び」は全産業に追いつき始めた一方で、「水準」と「人手不足」の差はまだ大きい、という同じ向きの結果です。
■ 介護スクエアの整理
医療・福祉には病院も含まれ、令和8年6月には診療報酬の改定も行われています。
今回の伸びを、介護の処遇改善だけの効果とは言い切れません。
また、この調査は常用労働者100人以上の民間企業が対象です。
小規模な事業所が多い介護の現場の実感とは、ずれがある可能性があります。
自社の賃上げを考えるときの目安として使うなら、
「医療・福祉でも前年より大きく上げている企業が増えている」「それでも他の産業との差はまだある」の2点を押さえておくのがよさそうです。
採用の競争相手は介護事業所だけでなく、近くの小売・飲食・物流でもあります。
10月21日、厚生労働省は「令和8年 賃金引上げ等の実態に関する調査」の結果を公表しました。
2026年中に賃金を改定した(または改定する予定の)企業について、1人あたりの平均賃金をどれだけ引き上げたかを産業別にまとめた調査です。
■ 医療・福祉と全産業の比較
2026年 2025年
医療・福祉 8,540円(3.3%) 5,589円(2.3%)
全産業 13,926円(4.4%) 13,601円(4.4%)
(1人平均賃金の改定額と改定率。厚生労働省の統計表から)
医療・福祉の改定額は前年より約3,000円増え、改定率も1ポイント上がりました。
全産業の伸びがほぼ横ばいだったのに対して、医療・福祉は伸びが大きかったことになります。
それでも改定額は全産業より5,000円以上低く、15の産業のなかでも低い側にあります。
■ ほかの統計とあわせて見ると
・毎月勤労統計(8月分):医療・福祉の一般労働者の所定内給与は、6月から前年同月比で全産業の伸びを上回っている(10月9日の記事)
・一般職業紹介状況(8月分):介護職の有効求人倍率は3.89倍で、全職業の約3.7倍(10月2日の記事)
給与の「伸び」は全産業に追いつき始めた一方で、「水準」と「人手不足」の差はまだ大きい、という同じ向きの結果です。
■ 介護スクエアの整理
医療・福祉には病院も含まれ、令和8年6月には診療報酬の改定も行われています。
今回の伸びを、介護の処遇改善だけの効果とは言い切れません。
また、この調査は常用労働者100人以上の民間企業が対象です。
小規模な事業所が多い介護の現場の実感とは、ずれがある可能性があります。
自社の賃上げを考えるときの目安として使うなら、
「医療・福祉でも前年より大きく上げている企業が増えている」「それでも他の産業との差はまだある」の2点を押さえておくのがよさそうです。
採用の競争相手は介護事業所だけでなく、近くの小売・飲食・物流でもあります。
公式情報を確認する ↗ www.mhlw.go.jp
正確な内容は必ず公式の発表でご確認ください。本ページは介護スクエアが要点を整理したものです。